2012年11月23日金曜日

ごぼう


11月の下旬。ようやく宇都宮市内で紅葉はしていて、日が早く暮れて来たのに実感するようになった今頃。山々のてっぺんがうっすらと雪に覆われている光景も見える。日によってうんと寒かったり、ぽかぽかしたりしている。宇都宮らしい秋だ。

普段あっちこっちへ英語を教えに通勤で何時間も費やしている僕にとって、木曜日はゆっくりする唯一の日だ。そして、もっとも楽しみにしているのは畑仕事。その季節その季節の変化を一番よく伝えてくれるのは自然界だと思う。畑は毎週のようにすこしずつ変わって、いつの間にか新しい変化を教えてくれる。今月は紅葉観賞とともにごぼうの収穫。

ごぼうって、収穫するのはこんなに大変なものとは知らなかった。初めてなので、手取り足取りで先生が掘り方を丁寧に教えてくれる。ごぼうの両脇に深い溝を掘って少しずつ周りの土をどかす。充分柔らかくなったら抜いてみる。ただ、それが出来るまでは結構深く掘らなければならない。途中でぼきっと割れてほしくないからだ。掘れば掘るほど柔らかい表土が固い粘土になっていく。汗が沸き、ごぼうの根っこの長さにおったまげる。「いったいどのぐらいあるだろう?」と思い始めながらも、根っこはいっさい細くならない。抜いてみる。折れてしまう。やばい。でも仕方がない。その日、先生が言ったことは一つ記憶に残る。「堆肥しかやっていないのに、これだけ太くなったごぼうはきっと味がうまいだろう」と。

自然は凄い。ごぼうの力も凄い。土が固い粘土でもちゃんと貫いていく。太く太く貫いてゆく。ごぼうは食べ物でもあり、土をおこす機械でもある。でも、自然と言うもののペースがある。焦らない。めげない

2012年7月2日月曜日

若きサイクリストとの対話

今日、大学の自転車愛好会の一員大木このみさんと対話させてもらった。熱心な若きサイクリストなので、宇都宮の自転車事情を新しい視線から見てもらおうと思い、このインタビューをお願いした。大木さんは宇都宮出身で本格的なサイクリングに取りかかったのは1年半ほど前からだそうだ。

スミス:サイクリングに興味を持ち出した理由は何だったんですか?
大木:高校のときに学校に行く時に全てが嫌になって、家出みたいにちょっと遠くへ言っちゃったんですね。その時に結局100キロぐらい超えちゃったんですけれど。自転車って結局どこまでも行けるなと思って,なんか無限の可能性を感じた。それからもう自転車に夢中でした。
スミス:宇都宮でサイクリングして,良いと思ったのは何でしょう?
大木:宇都宮には有名なチームがあって、宇都宮ブリッツと言うチームがあるんですが,その自転車のチームがあるおかげで、いろいろ自転車について活性化されていると思います。あとジャパンカップという大きな大会がアジアで一番大きな自転車の大会なんですけど、それが宇都宮で開かれる、毎年。で、自転車に関してはとても賑やかな町だと思います。
スミス:宇都宮の自転車インフラをどう思います?
大木:全国的に見たら進んでいる方だと思いますけど、実際に自転車に乗っている側から言わしてもらえばあまり足りている状況ではないと思います。
スミス:ブルーの自転車専用車線を使います?
大木:あれば使っています。一応、自転車乗るときは車道を走っているので、自動的に青いラインを使うのんですが、見てみると段差があるのに歩道に上がらなきゃいけなかったりとか、そういうところでまだ問題があると思います。
スミス:全国的に見たところ、宇都宮の自転車インフラが結構充実しているとの意見みたいですが、それはどうしてでしょう?どういうところが?
大木:宇都宮で自転車に乗っている人が結構、森林公園と言うところ、ジャパンカップで使われるところなんですけれど、でトレーニングをすんですけど、そっちの方には自転車の人用のコンビニがあったり、で使う人が結構一杯なんで、自転車を置く、他のコンビににないんですけれど,かけるラックがあったりするんです。
スミス:どうして人は割合と乗らないでしょうか?
大木:あれですね。交通機関はあまり発達していないので田舎に行けば行くほど車とか多くなるんです。
スミス:自転車に乗る人達の割合を増やすにはどうしたら良いと思いますか?
大木:やっぱりみんな固定観念がきつい、疲れると言うイメージを持っている人が多いと思うんです。
スミス:危険と言うイメージがあります?
大木:それはあります。宇都宮はよく。。。私はずっと宇都宮なので他の地域と比較することはできないんですけれど、他の県から働きにくる人は栃木の人の運転は怖いと仰っています。私もこの間事故しちゃった。
スミス:緩和対策は何か良い案あります?
大木:自転車って、結局免許とかないんで、交通ルール知らなくても、誰でも乗ることができるじゃないですか。そこに問題があると思います。あまり交通ルールを知らないけれど乗っていると言うことは他の人を危険にさらしている可能性が充分にあり得ると思って、ちょっと問題かなと思います。
スミス:設備にも問題があると思います?
大木:そうですね。基本的に自転車は車道を走ることになっているんですけど、あまり車道を乗っている人を見なくて、歩道を歩行者避けながら結構なスピードで走っている人が結構多いんです。朝とか登校の時間帯になると高校生と学生と社会人も自転車に乗っている人がいらしゃって、急いでいる人とか見たりして、危ないですね。
スミス:歩道を走る一番の理由は何だと思いますか?
大木:車道は危険とか細い。車も結構通っているのに自転車が通る隙間が殆どない。
スミス:じゃ、ある程度、仕方がないと思います?改善されない限り。
大木:そうですね。改善するとどこの道路も殆どその状態なので改善は結構お金がかかっちゃう。でもいつかは変えないとまずいと思います。
スミス:サイクリングを友達に勧めています?
大木:それは勧めています。車より環境にいいとか。乗っていると凄く気持ちいいのを分かってもらいたい。運動は健康につながることも。
スミス:自転車クラブがあります?
大木:宇大には自転車愛好会というサーカルがあって、私はそこに所属しています。ただ、人数はやっぱり少ないですね。20人位しか。
スミス:どういう催しものをしているんですか?
大木:ま、レースをやりたい人はやっているんですが、殆どはツーリングって、どこかご飯を食べに行ったりと言う方とちょっと遠くにという活動ですね。いろは坂をのぼりにいくとか。
スミス:はい、分かりました。とりあえず、今回はこの辺までですが、また是非宇都宮のサイクリング情報を教えて下さい。


2012年6月17日日曜日

第三の場

シアトルの郊外ベルビューに住んでいた頃、某ショッピングセンターがコミュニティーのたまり場になっていた。モールの中には常連の名前、そしていつも注文するコーヒのオーダーを暗記してくれていたスターバックスがあった。その他、古本屋、木金土日の夜に無料演奏を披露する舞台やボードゲームをする為のテーブルや一角に大きなチェスボードとコマまで設けてあった。朝から晩まで賑やかなところである。午前中聞こえるのは毎朝同じテーブルを囲んで、ゲラゲラ笑っていたおじさんグループ。テーブルと椅子は沢山おいてあって、何か買わないと座れないことは義務づけられていなかった。とても、暖かい民主的な場所である。

今住んでいる近所にそういうところが会ったら良いと思うが結局ないらしい。気軽にご近所の人達と対話できる場所、疲れたときに息抜きできる場所、人に囲まれながら読書でもできる場所あったら良いと思う。そういうところがコミュニティーの結着剤となるではないか?

ベルビューのショッピングセンターのオーナーは意図的にそういうふうに人が集う場所を作った。宇都宮もやろうと思えばできる筈である。

2012年6月10日日曜日

祭りだ!

今日、6月10日に上野の近くの鳥越神社お祭りに行ってきた。「」わっしょい!わっしょい!』だの「それ!それ!』だのかけ声が飛び交っていて、御神輿を勢いよく担いでいる姿を見て、すごく下町のいなせ、エネルギー等がにじみ出ていた。町ごとが担ぐのを交代してみんなが夢中になって御神輿が荒波のように退いたりよったりして危険な気配はなくはない。だからこそ迫力ある。やっぱりお祭りって良いですね。わっしょい!わっしょい!

歩きやすい町になろう。

最近のアメリカの住宅パターンに対する面白い傾向が現れ始めている。15年位前まで郊外の家の価値と都心の家の価値が殆ど同じだったのが変わって来ている。私がアメリカで済んでいたベルビュー市の隣の町レドモンド(マイクロソフトの本社はレドモンド市にある)の家は17年ほど前に1平方フィート当り$300で、シアトルの価値と全く同じだった。でも当時の価値に対してレドモンド市の家の価値は現在1平方フィート当り$50下がった。
さあ、どういう現象が起こっているだろうか?ガレージと芝生付きの「アメリカン・ドリーム』の家を欲しがるアメリカ人達が減りつつあるようである。なおかつ、新しいアメリカン・ドリームが出て来た。それは「歩ける町」を要求する声である。その願望に応じてwalkscore.comという新ウエッブサイトができた。このサイトは町の歩きやすさを調べ、スーパー,学校,レストラン、郵便局、診療所等の近さを測って、値を付ける。歩きやすさの高い数値ほど家の高価を反映する。今のアメリカの若者達は団塊の世代と違って、車に頼らない生活を送りたがっている。公用施設や空間を大事にしたい。この転向はアメリカだけではなく、日本でも見られるようになっている。日本の若者の間でも実際運転免許を取っている人数が減っている。その転向に繁華街の活性化が伴うならば、満更悪い事とは言えないだろう。宇都宮も生き生きしたダウンタウンのある町になったら、地価は上がり,もっと高層マンションは建ち、公共交通手段も良くなり、人口密度は上がり、公用サービスが提供しやすくなるだろう。そういう町になるように頑張ろう。

2012年5月16日水曜日

草むしり。

今日も又畑仕事に行きました。珍しく暑かったです。指導者の前田先生は居なかったため、どこで何を植えたら良いか分からず,二人でひたすら草むしりをしていました。ずっと働きながら、お喋りしたり,雑草を山積みにしたりしていました。期待していた雉子夫婦が現れなかったのはちょっと残念でしたが、てんとう虫やでかいカラスを見ました。切りのいいところでやめ、今度はパン屋さんへ。私たちの来るのを待っていたような最後のぶどうパン2きんを買って、帰りにトマト農園のスタンドに寄ってビニ袋一袋分を買って帰りました。今日のとったレタスとミントと例のトマトでサラダを作り,ヘルシーにいただきました。疲れた。でも、気持ちがいい。久しぶりの草むしりは少し応えたようですが、良い仕事をすると満足感があります。
日頃の暮らしもそうですね。要らなくなったものを捨てたりして、うまく行けばそれがリサイクルされます。好循環の中に生きていることを見失わないように。。と。

2012年5月15日火曜日

自転車盗難届

先日のブログに書いたように、自転車が盗まれてしまいました。もしかして戻ってくると言う小さな望みを抱きながら、今日、自転車盗難届けを出しに警察署へ行きました。被害届を出すのは初めてなので,ちょっと不安でしたが、予期とはぜんぜん逆の経験でした。

警察はきっちりと対応してくれ、事情のレポートを取ってくれました。私は図を書いて、運良く自転車の写真がありましたので、それも提出しました。登録番号と車体番号もこれから出さなければなりません。

今日の対応はアメリカの警察のとは正反対でしょう。先ず、レポートを取る値の無い事件とされ、「あきらめなさい。戻ってこないよ』と言われるばかりでしょう。耳に聞こえてしまいそう。

さて、今度自転車を買った時、保険をかけたほういいかも知れません。特に良い自転車を買った場合です。一度でも煮え湯を飲まされたら、少しお利口になるかな。いろいろと勉強になりました。自転車盗難で済んで良かったと考えましょう。ポジティブに。ポジティブに。

思いがけない収穫

この間、久しぶりに農園をやり始めました。小さい時、田舎暮らしだったので農園をやるのは当たり前の事です。正直に言えば、農園をやったというより、親にやらされたと言った方が正確でしょうが、今回、友達に誘われ,有機栽培農園に挑戦しました。

先ず,農業用服を買わなければなりません。わら帽子、軍手と長靴を買ってから畑へ向かっていきます。くねくねした走った事の無い道を走って、やっと畑にたどり着きます。さっそく仕事にかかり、クワをもって、畝作り。そのあとは大根の間引き、またそのあとはレタスの種まき。クワの扱い方に慣れるまで大変でした。(慣れたかな?)間引きも見たくれほど易しくないし、種まきのしかたも不慣れで「これで生えるのかな?」と思いながら頑張るしかありません。

ま、大変な面はあったけれど、そこに居る間、雉子の夫婦を二羽見て,鶯のさえずりも聞こえて,友達と会話を交わしました。これは金に換えられない体験です。小さな命の洗濯ができた感じがしました。収穫は長ネギ、ハコベ、と静けさです。また、今週も楽しみですね。どんな収穫を得るでしょう?

2012年5月13日日曜日

自転車盗難に遭っちゃった。

My bike was stolen recently. I had locked it outside my apartment as usual, locking it to a pillar next in the bike lot in front of my apartment building. I think someone must have had their eye on it because when I went to ride it the next morning it was gone. Dahon folding bike, I will miss you.

It seems that folding bikes are popular items to steal. It was probably stolen for resale or else for someone's personal use. I won't be buying another bicycle for a while, but I will report the theft to the police in case they find it. At least it is registered. I'll start there. 

This is not the first time that a bicycle of mine was stolen. It happened when I was a student living in a dorm on campus. I think I was almost expecting it to get stolen. There were bicycles being stolen all the time on campus. The running joke was that a new bike cost the same as a pair of bolt cutters. 

It's been a while since something of mine was stolen. It always leaves a bad taste in my mouth. I was beginning to believe that theft was fairly uncommon in Japan when this happened. It's not that theft is common really. The issue is that my type of bicycle is very tempting. If or when I get a new one, I will keep it inside. It is more trouble to do that, but if that's what it takes, then that is what I will have to do. I have my wife's bike until then. It is a typical bike with no sex appeal. When it comes to bicycles, standing out is just not a good idea. 

So, with this theft, I've learned a few things. Don't get attached to things, report theft to the authorities, and don't let this type of thing get in the way of enjoying life or change my opinion about the goodness of people. In spite of this, or rather because of it (?) I continue to grow in friends. Life is still good. Life is how you see it. 

ついこの間、私の自転車が盗まれてしまいました。アパートの前の駐輪所で柱に縛り付けたのに盗られてしまいました。誰かがきっと前から目を付けていたに違いない。翌日の朝乗ろうと思ったら、なくなっていました。やー、折りたたみ式のダホンちゃんよ、寂しくなるぜ。

噂に寄ると折りたたみ式の自転車は人気盗品だそうです。おそらく、もう再販売か個人用の運命でしょう。どちらにしても、当分新しい自転車を買いません。これからの第一義務は警察に盗難届を出してみることです。少なくとも自転車は登録してあります。

自転車が盗まれる体験は初めてではありません。寮暮らしの大学生の頃も盗まれたことがあります。でも、あの時代、半分予期していたかもしれません。キャンパスでは自転車はしょっちゅう盗まれていたし、大学で「自転車の値段はボルトカッターと同じだ』という冗談もはやっていました。今回、当然後味が悪いです。というのは日本では窃盗は滅多な事だと思い始めていたときにこれが起こりましたからです。日本で窃盗がすくないと分かっていながら、自分のものはまさか盗まれないだろうと甘く考えていたでしょう。問題は私は盗みたくなる様な自転車に乗っていました。又,これから新しいのを買うとすれば、中にしまいます。面倒くさくても、そうしなければならないなら仕方がありません。その時まで、妻の自転車に乗っていきます。魅力の無い、普通のママチャリで、やはり、自転車と来たら、目立つ事はよくありませんね。

この盗難でいろいろと学びました。先ず,ものに執着しないこと、それから盗難を当局に報告する事、そしてこういうハプニングがあっても人生をエンジョイしたり、人を信じたりする支障にならないように心がける事です。この事件にもかかわらず、(この事件のおかげで?)友達が増える一方です。ライフ・イズ・グッド。物事は見方次第。

2012年5月9日水曜日

Streetfilms | Portland, Ore. – Bicycle Boulevards

Streetfilms | Portland, Ore. – Bicycle Boulevards
このビデオはグリーンエウーズをよく説明してくれます。どのような利点があるかを見れば分かると思います。特に印象的なのはグリーンエウーズは初めは反対されましたが、導入されてから町を随分活性してくれました。

2012年5月6日日曜日

宇都宮の自転車乗用率を増加できるでしょうか?いくつかの提案

宇都宮ではおよそ半年ぐらい自転車に乗っています。自転車に乗っている人が多いですが、その割合をもっと増やせるでしょう。私は今,私の日常ニーズを果たすために自転車以外の足は要りません。WorldWatch Instituteによると「自転車はパセンジャーマイル当たり35カロリーを費やすのに対して自動車は1860カロリーを費やします」(treehugger.com, 7/2/2006)。学校、スーパー、近所のお店等に行ったりすることは自転車で簡単に済ませる筈の用事です。多くの人にとって一番の自転車乗りに対する支障は「危険感」という認識です。認識は大事なもので、今のアメリカでは国民の約6割は『乗りたいけど怖い』という部類に属しています。アメリカ人がそうであれば、宇都宮の市民の間でも同じような認識があるでしょう。

さて、乗用率を上げるのにどうしたら良いでしょう?とりあえず、自転車に乗ることは安全だという認識を強化しなければなりません。これを実施するには安い方法はいくつかあります。先ず、ペンキ塗りから始めましょう。自転車用の車線を目立つ色で塗れば、自転車走行の曖昧さはある程度なくなるでしょう。自転車に乗っている人達が分かっているのは、理想的な世の中では歩道より車道を走った方が安全だと言うことです。車道を走れば歩行者にぶつかったり、横道から飛び出る車にぶつけられたりする恐れが少ないからです。多くの人が歩道を走るのは車道を走る事が危ないと感じるからです。狭い路肩、路肩が無い道路、電柱が邪魔している道路などと言う問題を抱えている道路を走行するのは不安で仕方ありません。

又,アメリカやヨーロッパで試されているもう一つの解決法は自転車専用車線です。この場合、ペンキで区別するのではなく、自転車専用の道路を設置しています。最近、南米のボゴタ、アメリカのNYやシカゴで導入されました。この様な自転車専用道路の利点は自転車と自動車の道路が別々なので、自転車に乗る危険感がなく、今まで怖くて乗れなかった人たちが乗る可能性は高くなります。宇都宮の問題はその余地を見つける事ですが、知恵を絞れば設けられる所は見つかると思います。

最後にグリーンウエーズを挙げたいと思います。グリーンウエーズと言うものは大通りと併行する細い道路であって、学校、図書館、お店等と住宅街との安全な接続をしてくれる道路です。裏道なので、速い車の心配はありません。オレゴン州のポートランドにグリーンウエーズのネットワークは既にできています。このようにしてこの都市の自転車のユーザ達と都市の区域を統合させています。グリーンウエーズは交通の速度を落とさせる仕掛けをいろいろ取り入れています。例えば,バンプと角のバンプアウトは車の速度を落とさせ、グリーン空間を増やし、自転車運営の統合ネットワークを設けます。

これからの課題は現在も将来も宇都宮に住む人達のためのみならず遊びに来てくれる観光客のためにもの魅力的な自転車系統を考える事です。今、日本の若者たちが生活に求めているのは歩ける町とエコフレンドリーなコミュニティーです。宇都宮がその希望を叶えてくれる町になるように頑張りましょう。

Can We Improve Utsunomiya's Bike Ridership?: Some Proposals


I have been biking in Utsunomiya now for roughly six months and although there are lots of bikers here, I believe that there is room to up the percentage.  For my daily needs I don't  need anything more complicated than my bicycle. According to the WorldWatch Institute "a bicycle needed only 35 calories per passenger mile, whereas a car expended a whopping 1860" (treehugger.com, 7/2/2006). Going to the grocery store, to school, to neighborhood stores should be activities easily done by bicycle. The main hindrances to bicycle use for many is the perception of bicycle travel as dangerous. Perceptions are important and in America, roughly 60% are in the "willing but wary" category. I'm sure there are an  equal number of people in Utsunomiya who feel the same way.


What can be done to get more people on bikes? First of all bike travel must be perceived as safe. There are some things that can be done to achieve this cheaply. Paint on the pavement is a good place to start. Designated lanes painted a different color take away the ambiguity of bicycle travel. Cyclists know that in an ideal world it is safer to run on the street than on the sidewalk. Cycling on the street reduces the dangers of hitting pedestrians and being hit by cars entering from side streets. The reason many cycle on the sidewalk is from a feeling of danger riding in the street. Narrow shoulders, no shoulders, telephone poles in the streets of many side streets mean anxious cycling for many.


Another solution being tried in Europe and America are dedicated bike lanes. These are separate lanes reserved for cyclists and are popular with cyclists in Bogota, Columbia, New York City, and Chicago. 
The benefit of these lanes is that they are separate from traffic and provide the feeling of safety that lead many people to cycle again. The problem in Utsunomiya is finding the space for them. I believe that, if we are creative, we will be able to find some places for separate bike lanes in the city.


The last thing I want to talk about are neighborhood greenways. These are streets that run parallel to an arterial that provides safe connections between residences and schools, libraries, parks and neighborhood businesses without the worry of fast traffic. There is a network of these in Portland, Oregon which link neighborhoods together for cyclists. Greenway streets have incorporated traffic calming devices such as bumps and bumpouts to slow auto traffic, increase green space and provide an integrated system for bicycle use.


It is time to start thinking creatively about a bicycle system that appeals to current and future residents as well as tourists who come here to enjoy what Utsunomiya has to offer. National trends are pointing to a desire for more walkable neighborhoods and eco-friendly communities. Let's work together to make Utsunomiya a leader in this trend.


2012年3月31日土曜日

チャリ暮らし

2011年の9月以来、僕は自動車なしの暮らしをして来ている。去年まで21年間郊外に住んでいたアメリカ人である僕にとっては大変化である。日本に来るまで、自動車というものは僕の唯一の交通手段であった。基本的に、僕の足は自分を車から目的地までの短距離を歩くメカニズムに過ぎなかった。どこへでも車で行った。スーパー、郵便局、ショッピングセンター、仕事場等。歩いて行ったのは郵便ポストと近所の公園だけであった。

車の良い点と言えば,行動範囲が大変広くなる事である。短時間で何十キロも、いや何百キロも走る事が出来る。自転車や徒歩だったら付き合えない人は自動車なら会いに行ける距離内になる。良いレストランや美術館、博物館に行くのも億劫ではなくなる。他方では、車に頼る悪影響がある。今年の3月にアメリカの故郷に遊びに行った時に、普通のアメリカ人が普通の日本人よりどれだけ太っているかに初めて気づいた。故郷では歩いたり、自転車に乗ったりする人の姿は少ないである。なぜかというと、お店は住宅街から遠くて、路肩が狭いため自転車に乗る危険さを感じさせてしまう。従って,皆、自動車だけに頼ってしまう結果となっている。僕のコミュニティーは自動車依存になるように計画されてしまっている。

宇都宮に引っ越して来て以来、熱心なサイクリストになっている。仕事場、スーパー、繁華街、駅、友達の家等、何処へ行っても自転車で行ける距離なら自転車で行くのが週感づいている。そうしているうちに7キロぐらい体重が減って、前より健康で幸せである。自転車に乗り始めてから気づいたのは車に乗っていた頃に比べて、感覚的インプットが多くなった事である。昔より天気の変化に気付き、日本の旧暦がなぜあんなに細かく小刻みされていたかはもうミステリーではない。毎日外で自転車に乗っていれば、温度の小さな変化や見えたり見えなくなったりする植物や動物に気がつくようになる。

自転車暮らしをしだしてから自分が住んでいる環境をより身近に体験できるようになった感じがする。多くの面でチャリ暮らしは僕の生活を豊かにしてくれている:美的に、感覚的に、社交的に,そして健康上にも。おかげさまでこのコミュニティーにもっと親密に感じるようになった。あなたも僕と同じようにサイクリングへの愛を共有して、いずれこの素敵な宇都宮で出会えたらと希望している。

Bicycle Life

Since September 2011 I have lived without a car. This has been a major change for me, an American who had lived in the suburbs for the past 21 years. Until then my car was my only means of transportation. Basically, my legs were used for going to and from my car. I drove to the supermarket, the mall, the post office and work. The only places I didn't drive to were the local park and to the mailbox.

The nice thing about a car is that your sphere of activity is greatly enhanced. You can drive tens or hundreds of miles away in a relatively short time. People that might be too far away to be friends if we had to walk or bike, now are within driving distance. Going to the city to a nice restaurant or to a museum is no longer an ordeal. On the other hand, going everywhere by car does have its consequences. When I went to the U.S. to visit in March I noticed for the first time how much heavier Americans are than the average Japanese. In my city in America very few people walk or ride bicycles. Businesses are far from residential areas and narrow road shoulders make riding a bicycle dangerous. This is a result of our almost total reliance on the car for transportation. My community was designed to be car dependent.

Since coming to Utsunomiya, I have become an active cyclist. I cycle to work, the supermarket, downtown, the station, and to see my friends. I have lost 15 pounds in the process. I feel healthier and happier. One thing I have noticed about cycling is that there is much more sensory input than when I was driving my car. Now I hear things, smell things, feel things and see things that I didn't notice when I drove. I notice more changes in the weather. It is no longer a mystery to me that the Japanese calendar was divided up into smaller units. When I am outside every day, I notice the small changes in temperature and the plants and animals that I see or no longer see.

Riding a bicycle has allowed me to experience the world around me more intimately. In so many aspects cycling has improved my life: aesthetically, sensually, health-wise, and socially, I feel more closely connected to my community. I hope you can share my love for cycling too and that we can meet somewhere in this wonderful city.