2012年7月2日月曜日

若きサイクリストとの対話

今日、大学の自転車愛好会の一員大木このみさんと対話させてもらった。熱心な若きサイクリストなので、宇都宮の自転車事情を新しい視線から見てもらおうと思い、このインタビューをお願いした。大木さんは宇都宮出身で本格的なサイクリングに取りかかったのは1年半ほど前からだそうだ。

スミス:サイクリングに興味を持ち出した理由は何だったんですか?
大木:高校のときに学校に行く時に全てが嫌になって、家出みたいにちょっと遠くへ言っちゃったんですね。その時に結局100キロぐらい超えちゃったんですけれど。自転車って結局どこまでも行けるなと思って,なんか無限の可能性を感じた。それからもう自転車に夢中でした。
スミス:宇都宮でサイクリングして,良いと思ったのは何でしょう?
大木:宇都宮には有名なチームがあって、宇都宮ブリッツと言うチームがあるんですが,その自転車のチームがあるおかげで、いろいろ自転車について活性化されていると思います。あとジャパンカップという大きな大会がアジアで一番大きな自転車の大会なんですけど、それが宇都宮で開かれる、毎年。で、自転車に関してはとても賑やかな町だと思います。
スミス:宇都宮の自転車インフラをどう思います?
大木:全国的に見たら進んでいる方だと思いますけど、実際に自転車に乗っている側から言わしてもらえばあまり足りている状況ではないと思います。
スミス:ブルーの自転車専用車線を使います?
大木:あれば使っています。一応、自転車乗るときは車道を走っているので、自動的に青いラインを使うのんですが、見てみると段差があるのに歩道に上がらなきゃいけなかったりとか、そういうところでまだ問題があると思います。
スミス:全国的に見たところ、宇都宮の自転車インフラが結構充実しているとの意見みたいですが、それはどうしてでしょう?どういうところが?
大木:宇都宮で自転車に乗っている人が結構、森林公園と言うところ、ジャパンカップで使われるところなんですけれど、でトレーニングをすんですけど、そっちの方には自転車の人用のコンビニがあったり、で使う人が結構一杯なんで、自転車を置く、他のコンビににないんですけれど,かけるラックがあったりするんです。
スミス:どうして人は割合と乗らないでしょうか?
大木:あれですね。交通機関はあまり発達していないので田舎に行けば行くほど車とか多くなるんです。
スミス:自転車に乗る人達の割合を増やすにはどうしたら良いと思いますか?
大木:やっぱりみんな固定観念がきつい、疲れると言うイメージを持っている人が多いと思うんです。
スミス:危険と言うイメージがあります?
大木:それはあります。宇都宮はよく。。。私はずっと宇都宮なので他の地域と比較することはできないんですけれど、他の県から働きにくる人は栃木の人の運転は怖いと仰っています。私もこの間事故しちゃった。
スミス:緩和対策は何か良い案あります?
大木:自転車って、結局免許とかないんで、交通ルール知らなくても、誰でも乗ることができるじゃないですか。そこに問題があると思います。あまり交通ルールを知らないけれど乗っていると言うことは他の人を危険にさらしている可能性が充分にあり得ると思って、ちょっと問題かなと思います。
スミス:設備にも問題があると思います?
大木:そうですね。基本的に自転車は車道を走ることになっているんですけど、あまり車道を乗っている人を見なくて、歩道を歩行者避けながら結構なスピードで走っている人が結構多いんです。朝とか登校の時間帯になると高校生と学生と社会人も自転車に乗っている人がいらしゃって、急いでいる人とか見たりして、危ないですね。
スミス:歩道を走る一番の理由は何だと思いますか?
大木:車道は危険とか細い。車も結構通っているのに自転車が通る隙間が殆どない。
スミス:じゃ、ある程度、仕方がないと思います?改善されない限り。
大木:そうですね。改善するとどこの道路も殆どその状態なので改善は結構お金がかかっちゃう。でもいつかは変えないとまずいと思います。
スミス:サイクリングを友達に勧めています?
大木:それは勧めています。車より環境にいいとか。乗っていると凄く気持ちいいのを分かってもらいたい。運動は健康につながることも。
スミス:自転車クラブがあります?
大木:宇大には自転車愛好会というサーカルがあって、私はそこに所属しています。ただ、人数はやっぱり少ないですね。20人位しか。
スミス:どういう催しものをしているんですか?
大木:ま、レースをやりたい人はやっているんですが、殆どはツーリングって、どこかご飯を食べに行ったりと言う方とちょっと遠くにという活動ですね。いろは坂をのぼりにいくとか。
スミス:はい、分かりました。とりあえず、今回はこの辺までですが、また是非宇都宮のサイクリング情報を教えて下さい。